【地図ノート】Google Earthに緯度線を描くのがやっかいだった話 -2点間を結ぶパスでは描けません-

GoogleEarthに経緯度線を入れた地球儀のようなイメージ

前回の記事「【地図ノート】Google Earthに経緯度線や赤道など入れて地球儀っぽくしてみました」でGoogleEarth(kml)に緯度線を描くのがやっかいだと書きました。

そのあたりを簡単に説明します。

kmlで2点間パスを指定すると、地表上でその2点を結ぶ最短の線が描かれるようです。

赤道の線であれば、「緯度0度、東経0度」と「緯度0度、東経180度」を指定すると東半球の赤道の線が描けました。
地球は真球ではなく楕円体、つまりラグビーボールのような形をしていますので、厳密に言えばこの2点を結ぶ最短の線は北極か南極を通るはずですが、ここでは追求しないことにします。

地球の楕円状態を誇張した画像

また経度線、つまり北極と南極を結ぶ線は、kmlで北緯90度南緯90度の2点間を結ぶパスを指定すると問題なく描くことができます。

kmlで2点間を結ぶ

実際に2点間を結ぶパスと緯度線のずれ具合を見てみましょう。

地球上の2点間を結ぶ線と緯度線のずれを表現した画像

大阪城のあるところを真ん中にして基準としてみました。
緯度は34°41’14.83″N、経度は135°31’33.08″Eです。

まずは緑の線を見てください。
これは大阪城の経度のプラスマイナス15度の地点、つまり中国の青島の南あたりと東京から数百キロ東にある太平洋上の地点です。
緯度は大阪城と同じ値です。

次に赤の線です。
これも緯度大阪城と同じ値にし、始点と終点をそれぞれさらに東西に千kmほど移動した地点にしました。

GoogleEarthで大阪城を通る緯度線がほぼ直線になるようにしてみると、緑の線赤の線が大きく湾曲しているのがわかります。
2点間の距離が離れるほどこの湾曲が大きくなります。

参考として、緑の線、赤の線それぞれが直線に見えるように地球儀を配置した画像を載せておきます。
大阪城の黄色のピン、緑のピン、赤のピンは同じ緯度であることに注目して下さい。

GoogleEarthの2点間パスを表現した画像
緑の線が直線に見えるように配置
GoogleEarthの2点間パスを表現した画像
赤の線が直線に見えるように配置

多くの点を結ぶパスで緯度線を表現

先ほどの画像で大阪城を通る黒線34°41’14.83″N緯度線です。
実はこれは擬似的に描いてあるもので、正確な緯度線ではありません。

2点間の距離が短いパスは湾曲が小さくなりますので、同緯度で経度が0.1度ずつ異なるたくさんの点をつなぐパスを描いてあります。
ですからこの線は疑似線と言いますか、近似線と言いますか、実際の緯度線とはずれがあるのですが、学習用や趣味の地球儀として使用するには特に問題ないと思います。

kml

今回の説明に使用したkmlを添付します。

緯度線の説明用kml

まとめ

GoogleEarthはただ眺めているだけでも楽しいですが、踏み込んでいくと更に楽しめると思います。
これからもいろいろ研究して楽しんでいきます。

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参考サイト

地球の直径はどのくらい?(Gakken きっずねっと)

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