よし!自分のブログを作るぞ!

インターネットを使うのが当たり前の時代、特にIT知識がなくてもさまざまなSNSやブログ、ホームページなどで情報発信をしている人はたくさんいます。

SNSはちょっとした日々の出来事を共有するのは便利ですが、体系立てて記事を管理するには少し不便に感じます。
ブログやホームページだと体系立てた構成を作ることができますので、趣味やビジネスなどいろいろな情報発信がしやすくなります。

ここではブログについて何もわからないところからスタートした私が、書籍やインターネットで調べたことをまとめたいと思います。

ブログを作る場所はいくつかあります。

  1. ブログサービス提供サイト(有料、無料あり)を利用する。
  2. 自分でサーバを(インターネット上に)借りて、ブログのしくみを作る。
  3. 自宅などにサーバを置いて、ブログのしくみ作る。

ブログをどこに作るにしても、まず初めにブログを作る目的をはっきりさせておいたほうがいいでしょう。

スポンサーリンク

ブログを作る目的を決める

単に日記をつけるだけなら、紙の日記帳やパソコンのテキスト、Word文書で十分です。
インターネット上にブログを公開するということは、その日記を誰かに見てもらうということです。
趣味の情報発信をしたいのか、ビジネスに結び付けたいのか、まずは目的を明確にします。

趣味の情報発信であれば、無料ブログサービスを利用するのがいいでしょう。
同じ趣味を持つ人とつながりやすくなりますし、専門知識もいらないため記事を書くことに集中できます。

広告を貼ってお小遣いを稼ぐビジネスをはじめるといった場合、無料ブログサービスは利用できません。商用利用が禁止されているからです。
この場合、レンタルサーバを借りるか自宅にサーバを作る必要があります。
収入に結び付けるなら、ある程度の覚悟も必要です。
記事を書いても、見てくれる人がいなければビジネスにはなりません。
見てくれる人を増やす技術的な対策(SEOというらしい)がありますが、なにより重要なことは、「新鮮な記事を書き続ける」ということです。

目的がはっきりしない場合は、まず無料ブログサービスで始めてみて、そのあとレンタルサーバに移るのがいいでしょう。

ブログを作る場所

1. 無料ブログサービス提供サイトを利用する

無料ブログサービスを利用するのは、なんと言ってもお手軽ですね。
ブログに関する専門知識(OSやHTML、データベース)がなくても、文章を書いて写真を貼り付ける方法さえわかればすぐに始められます。

ブログサービスを提供しているサイトはたくさんあって迷ってしまいます。
Ameba、ライブドア、FC2、gooブログ、はてなブログ・・・
Googleで「ブログサービス」というキーワードで検索するとたくさん出てきます。
自分にあったサービスを探しましょう。

私はインターネット上の評判などを参考に、まずはFC2で始めました。
いくつか記事を書きましたが、三日坊主で続きませんでした。

次にAmebaブログを始めました。
初心者のわたしにはFC2よりも使いやすい感じがしました。
Amebaでは趣味でやってる株の成績を記事にしていましたので、三日坊主にならずに1年以上は続きました。
もう一つの趣味の中国関連の記事も載せていました。

今ではFC2ブログもAmebaブログも更新しなくなってしまいましたが、無料なので閉鎖はせずに放置しています。

2. レンタルサーバ(VPS)で自分の(ドメインで)ブログを作る

次第に自分のドメイン(www.watashi.comのような)を持って、自分のブログを作りたくなってきました。
そこでレンタルサーバを借りることにしました。

レンタルサーバ(VPS)(※)を利用するにはある程度の専門知識が必要になってきます。
※正確にはレンタルサーバとVPSは意味合いが少し違う?ようです。ここではレンタルサーバという表現にします。

レンタルサーバ業者をどこにするのか、これもまた選択肢があります。
Googleで「vps 比較」というキーワードで探します。

当時のわたしの目には、「さくらのVPS」と「ServersMan@VPS」が目に止まりました。
よくわからなかったので、値段を見て「ServersMan@VPS」にしました。
あとでいろんな人に聞くと、ロリポップX-Serverなどの評判がいいようです。

旅行の記録などを記事にしていましたが、いつからかページの表示速度が遅くなってしまい、次第に疎遠になってしまいました。

今もレンタル費用は払っていますので、早く別のブログに移行して解約しなければいけません。

3. 自宅にサーバを置き、自分の(ドメインで)ブログを作る

レンタルサーバだと他のユーザと共用している部分(CPU、ストレージ、ネットワークなど)があるので、多少なりとも他のユーザの影響を受けることになります。

私が借りていたサーバが、その影響で動作が遅かったのかどうかはわかりません。
レンタルサーバ業者に問い合わせてみましたが、原因がわかりませんでした。(わたしの知識レベルの問題?)
「自分専用の」サーバなら速いかもと思い、自宅サーバに挑戦することにしました。

レンタルサーバと比べて必要な知識にあまり差はないと言いましたが、追加で以下の知識が必要です。

  1. 仮想サーバ
  2. OS(おもにLinux(CentOS))のインストール
  3. 自宅ルータの設定(グローバルIPアドレス対応、DMZ対応)

OSを自分でインストール(レンタルサーバはインストール済み)しなくてはいけません。

ブログを作る場所のメリット、デメリット

特徴を表にしてみました。
個々の説明は表の下に記しましたが、結論から言いますと、
・まずブログを始めてみようかな → 無料ブログサービス
・副業やお小遣い稼ぎに利用したいな → レンタルサーバ
がおすすめです。

1. 独自ドメイン

世界で1つだけ自分だけが持つドメイン名(watashi.com のようなもの)があると、自立してる感じがします。
独自ドメインがあれば、将来ビジネスに発展させることもできます。

無料ブログサービスのドメイン名は(https://ameblo.jp/xxxxxxx)になりますし、ブログをビジネスに利用することはできません。

レンタルサーバ自宅サーバでは自分で独自のドメインを取得して運用します。
すでに他の人が取得しているドメインは取得できません。

2.グローバルIPアドレス

ブログやホームページはインターネット上(つまり世界中)に公開するので、世界で1つだけ(グローバル)のIPアドレスが必要です。

無料ブログサービスの場合、利用者がグローバルIPアドレスを取得する必要はありませんし、取得することもできません。

レンタルサーバを借りるとグローバルIPアドレスもセットになっていますので、特に意識する必要はありません。

自宅サーバを作る場合は、自宅のネットワークにグローバルIPアドレスを取得する必要があります。
グローバルIPアドレスは固定アドレスと変動アドレスがあります。
自宅のパソコンやスマホからインターネット上の情報を見るだけなら固定アドレスでなくても構いませんが、サーバを作る場合は固定アドレスでなければいけません。(変動アドレスでも作れなくはないようですが、トラブルの元になりそうです)

3. 初期費用

無料ブログサービスはもちろん初期費用はかかりません

レンタルサーバもほとんどが月額料金のみで、初期費用はかかりません

自宅サーバを作る場合は、サーバとなるコンピュータ(パソコンでも可)を準備する必要があります。
使わなくなったパソコンを利用するのであればパソコン購入代は不要ですが、新たに購入するのであれば数万円は必要になるでしょう。
また固定IPアドレス取得のために新たに回線契約をするのであれば、初期費用がかかることもあります。

4. 月額費用

無料ブログサービスはもちろん月額費用もかかりません。

レンタルサーバの場合、契約コースによりますが、月に数百円~千数百円程度の費用が必要です。
また独自ドメインを取得しますので、年間に数百円~千数百円程度の費用が必要です。

自宅サーバの場合、サーバのレンタル費用は不要ですが、自宅に置いたサーバの電気代がかかります。
サーバの消費電力にもよりますが、24時間稼働していますので、だいたい月に千円前後必要との情報があります。

5. 自宅ネットワーク

無料ブログサービスレンタルサーバの場合、サーバは自宅の外(インターネット上)にありますので、ルータの設定を変更する必要はありません。

自宅サーバを作る場合、自宅のルータに固定グローバルIPアドレスが割当てられますから、そのための設定変更が必要です。
一部のケーブルテレビ回線などはそもそもグローバルIPアドレスを割り当ててくれないこともありますので、事前に調べておく必要があります。
さらに、インターネットに対して自宅のサーバを公開するわけですから、DMZを含めてセキュリティ上の対策が必要です。

6. サイト運営の自由度

無料ブログサービスは、そのサービスで準備されたテンプレートを使ってブログのデザインを変更することができます。

レンタルサーバ自宅サーバの場合、WordPressを使うと世界中の人が開発したデザインのテンプレートを利用することができますし、HTML、CSS、phpの知識を高めれば自分で細かく自由にデザインすることも可能です。

7. 専門知識

無料ブログサービスは、記事の入力のしかたと写真の貼り付け方さえわかれば簡単にブログを始めることができます。

レンタルサーバは、OSがインストールされている場合がほとんどですが、その他のソフトウェアを自分でインストールしたり、各種設定変更をするときにエディタを使うことがあります。そのため、OS(主にLinux(CentOS))、php(プログラミング言語)、MySQL(データベース)については、最低限の基礎知識が必要です。
もちろんHTMLCSSの知識もないよりあったほうがいいと思います。
ブログに特化したレンタルサーバの場合、OSのほかブログに必要なソフトウェアもインストール/設定済みのものもあるようです。

自宅サーバの場合、仮想サーバの設定(必須ではない)やOSのインストール/設定、ブログに必要なソフトウェア(Apache、php、MySQL)のインストール/設定をすべて自分でする必要がありますので、難易度は高くなります。
また、ルータの設定変更(つまり自宅ネットワークの設計変更)も必要になりますので、ネットワークに関する知識もある程度必要です。

8. ブログ性能への他ユーザの影響

無料ブログサービスレンタルサーバは、サーバの資源(CPU、メモリ、ストレージ)やネットワーク資源を複数の人で共用しています。
ですから、自分以外のユーザがその資源をたくさん使う(ページを表示するのに長い間CPUを使うとか、大容量の画像ファイルを扱っているとか)と影響を受けることになります。

自宅サーバの場合、自分で資源を独占していますので、他人の影響を受けることはありません。

9. 被災(火災、停電など)対策

無料ブログサービスレンタルサーバは、堅牢に作られ消火設備の整ったビルの中にサーバが設置されています。
また、サーバやデータの二重化が図られており、停電時のバックアップ電源も準備されています。データのバックアップも採られているため、災害が起きても安心です。

自宅サーバの場合、停電、火災、盗難などの脅威に強くありません。
停電対策としては無停電電源装置というものもありますが、落雷などの短時間停電に対応するのが精一杯です。
火災については、消化器等を準備していても、自宅が無人の場合は対応できません。
(そもそも火災のときはサーバの心配している場合ではありませんが)
盗難についても個人対策には限界があります。
パソコンの盗難もショックですが、データの盗難はもっとショックが大きいです。

10. データのバックアップ

無料ブログサーバは万が一に備えデータの二重化やバックアップ取得をしています。
ですから、仮にハードディスク(最近はSSD?)が故障してもデータが消失することがありません。
したがって、機械的な故障に対するバックアップを私たちユーザが取る必要はありません。

レンタルサーバもデータの二重化やバックアップ取得をしていますが、ユーザがサーバの設定を変更することができますので、サーバが動かなくなったり、データベースをまるごと消してしまうこともありえます。
その対策として、バックアップを取っておいたほうがいいです。

自宅サーバの場合、9.で書いたように様々な驚異に弱いので、バックアップは必ず取っておく必要があります。

11. 商用利用

無料ブログサーバは、例えば会社の商品販売の案内をしたり、事業の宣伝をしたりするなどの商用利用は禁止されています。
またアフィリエイト(商品やサービスを紹介して報酬をもらう)や広告リンク等も禁止されていることが多いです。

レンタルサーバ自宅サーバは、当然そのような制限はありません。

12. サービス停止

無料ブログサービスは、運営会社の都合で突然サービスを停止することもあります。
そのような場合、わたしたちがこれまで書いてきた記事がなくなってしまうことになります。
時間的猶予が与えられれば他のサービスにデータを以降することもできるかも知れませんが、あまり期待はできません。

レンタルサーバも業者の都合でサービスを停止する可能性はあります。
しかし、有償でサービス提供していますので、ある日突然サービスが停止する可能性は低いと思います。
サービス停止が知らされても、ブログのしくみは一般的なもの(たとえばWordPress)なので、比較的簡単に他の業者や自宅サーバへの移行ができます。

自宅サーバは説明するまでもありませんが、サービスを停止するとき、それは自分の意志なので困ることはありません。

 

タイトルとURLをコピーしました