2013・秋(?) 成都旅行

中国、成都にて。タオルに乗せられたパンダの赤ちゃん。 中国

<0日目:出発前夜>
 今回も前泊することにした。
家では多分興奮して寝られへんねん。
荷物をゴロゴロ・・電車で難波のいつもの中華料理屋へ。
そこで泊まるホテルを探す
グラスミア8,500円。
予報では明日は朝から雨の様子。
難波まで来てしもたら傘いらんけど、飛行機遅れたらいややな。
<1日目:ほぼ移動日>
5時起床
起きるの早すぎて、乗るバス30分繰上げ。
関空到着。
すかさずチェックイン。
今回は関空で両替してみる。
手荷物検査、出国手続き、免税店のタバコ・・
慣れたもんや。
9:45定刻通り出発。
機内でも中国語の勉強欠かしたらあかん。
中国の「羊とオオカミ」のアニメ鑑賞。
今回見に行くのはパンダだけどね。
上海到着。
入国手続きはやはり混んでる。
荷物を受け取り、携帯電話のsim購入。
時計を見ると成都行きの出発まで40分。
乗り換えは2時間の余裕があるはずやったのに・・
急いでチェックインカウンターへ。
並びながら気がついた。
そう、時差忘れてた。
つまりプラス1時間あるわけ。
おれ、素人か?
プロやないけど何回も中国来てたらわかるやろ。
ラウンジで待機。
パンもサンドイッチもパサパサ。
乾いてるんやな。
インターネットにつながるようになったけど、ここは中国。
Facebookとかツイッターはダメ。
いつものやり方でいけるはずやけど、今回はうまくいかん。
まさか帰るまでFacebookでけへんの?
出発の時間が近づいた。
「~成都行きの~・・」ってのが聞こえた。
お、そろそろ搭乗開始やな。
ちゃんと聞き取れるって、中国語勉強の成果だわ。
ラウンジを出てゲートへ。
ところが誰も乗ろうとしない。
ゲートの先見たら、飛行機まだ来てない。
さっきのアナウンスは、出発が遅れるって内容だったらしい。
おれの中国語、やっぱあかんな。
1時間遅れで成都へ向けて出発。
天気よし。
3時間のフライト。
国内線やから今度は日本語ゼロ。
「鳥肉にしますか?魚にしますか?」
今度は聞き取りバッチリ!
魚は幅が広すぎて何が出てくるかちょっと怖いから、鳥にしといた。
食べ終わるとCAが来て、「何飲む?」と聞く。
おれはちゃんとお茶ってゆーてるのに、ミネラルウォーターの入ったペットボトルを揺らしながら、「これでしょ?」の笑顔。
笑顔には弱い。
成都に到着。
タクシーでホテルへ。
50元。
運転手、ニコニコしてるけど、ほとんどしゃべらない。
チェックインは今までで一番スムーズ。
部屋はダブルでそこそこ広いけど、ええ部屋とは・・・
値段もそこそこやからこんなもんかな。
夜の街を散歩してみる。
ほんの少し雨が降ってる。
最初の晩餐は・・・やっぱりマクドになってしまうんやな。
マクドから出ると見知らぬお兄ちゃんが寄ってきた。
くれたのは1枚の名刺。
出張サービス系の風俗の店らしい。
不要です。
水を買ってホテルへ戻る。
部屋の電話が鳴る。
「マッサージいかが?」
不要です。
おやすみ。。。

<2日目:天使たちのもとへ>
7時半起床。
ホテルの朝飯を食う。
あんまり美味しいものはない。
友人の荷物をハルビンに送らないといけない。
フロントで聞いてみる。
「快?か?」
意味がわからん。
あとで辞書をひくと速達とある。
速達でなくてもええねんけど・・
「液体はあるのか?」
聞き取れた。
雪肌精と書いた箱があるから、多分液体なんやろな。
思たら液体あるのに、よう関空パスしたな。
フロントのお兄ちゃんが運送屋に電話してくれた。
液体あるから飛行機はダメで、陸路になるらしい。
30分ほどで運送屋が来た。
住所、電話番号のメモを渡すと、伝票に記入してくれた。
親切やん。
料金は80元(1200円)。
そんなもんかな。。。
重要なミッションを終え、次はパンダ基地。
成都大熊猫繁殖研究基地がほんまの名前やけど、おれの中では「パンダ基地」。
フロントで行き方を聞く。
「タクシーで行きな。
でも帰りはタクシーがなかなか捕まらないよ。」
なんとかなるやろ。
今までもなんとかしてきた。
ホテル近くで車を拾う。
女性運転手。
ずーーっと誰かと携帯で話してる。
おれはあんたと話したいんやで。
30分ほどで到着。50元(750円)。
入場券購入。
58元(900円)。
パンダ基地内は禁煙。
門の外で吸い溜め。
基地内には15人ぐらい乗れるバス?カート?がある。
10元(150円)で乗り放題。
広さは甲子園球場30個分?
いやもっと広いな。
東京ドームなら・・・わからん。
大阪城公園ぐらい?
動物園のように檻の中に入れられてない。
柵はあるけど、1頭1頭が十分なスペースを与えられてる。
パンダの数も多いし広々してるから、人が多くてもあんまり混雑した感じはない。
寝てるパンダもおるけど、たいてい食べ続けてる。
食べても、動いても、寝ても可愛い。
80頭ぐらいおるらしいけど、30頭ぐらいしか見てへんかな。。
基地内を2周した。
写真いっぱい撮った。
基地を出てタクシーをつかまえる。
ホテルではなかなか捕まらないと聞いてたけど、時間が早かったからすぐ乗れた。
この運転手は話好き。
「韓国人か?」
「成都には日本企業もあるぞ」
「あの車は日本製だぞ」
わからんとこもあったけど、楽しかった。
夕方は繁華街を散歩。
羊肉の串を食ってみた。
3本で10元(150円)。
うまい!
結局これが晩飯になった。
ホテルへ戻る。
夜になると「マッサージいかが?」の電話がかかってくる。
不要です。
<3日目:街へ>
朝飯は恒例のマクド。
今日どこへ行くかはまだ決めてない。
歩行街(歩行者天国)のベンチでマクドのコーヒー飲みながら考える。
今まで行った中国の都市は全部歩行街があったな。
流行ってんのかな?
まず買い物
ホテルに荷物を置きに帰る。
それから昼飯。
いろいろ探して、担々麺。
次にタクシーでテレビ塔。
工事中で入れず。
そのまま引き返すことに。
にわかに運転手が話し出す。
運「韓国人か?」
運「成都ではどこへ行った?」
運「都市部の外にはいい観光地があったんじゃが・・
四川の大地震があってからは客足が途絶えてのぉ。。」
多分そんな感じのことゆーてはったと思う。
運転手にホテルの近くにってゆーたはずやのに、隣の駅で降ろされる。
一駅やから近い?わけ?
ホテルに戻って一休み
小一時間ほど寝てしもた。
また街を散歩
花売りの少女が声をかけてくる。
さらに街を歩く。
ソフトクリームを買う。
「香草」ソフトクリームって書いてあるのを選んだ。
なんか抹茶ソフトみたいなん期待してんけど、ただのソフトクリーム。
香草・・・バニラの意味なのね。
さていよいよ晩飯。
四川と言えば火鍋のイメージがある。
火鍋の店を探して歩くが見つからない。
夫婦肺片という店を見つけて入ってみる。
麻婆豆腐、青椒ホイコーロー、饅頭を頼んでみた。
もちろんビールも。
すべてに山椒がたーーーっぷり入ってて、口の中がピリピリ。
四川と言えば唐辛子のイメージやったけど、唐辛子の方は控えめ。
一人で食いきれる量やないから、悪いと思いつつ残した。
ホテルへ戻る。
部屋の電話が鳴る。
「マッサージどう?」
歩き疲れたから今日は頼んでみた。
やってきたのは・・・いかがわしい方のマッサージ。
丁重にお断りして帰ってもらった。
晩安。
<4日目:天使たちとの再会>
7時起床。
財布が心細くなったから銀行探し。
銀行探して歩いてたら雨がシトシト。
スタバへ避難する。
スタバのお嬢さん天使に銀行の場所を聞く。
スタバのお嬢さん天使、慣れない英語を駆使して説明してくれる。
こっちも英語には慣れてへん。
けど、天使とおれの心は通じ合った。
教えてもらった中国農業銀行へ。
おれ、農業やってへんけどな。
銀行のお嬢さん天使もまた英語を駆使する。
微妙なとこやねんけど、今や英語より中国語の方がわかるかも?
中国語が上達してるわけやなく、耳が慣れてるみたい。
毎日中華料理屋行ってるからな。
加えて英語から遠ざかりすぎてんねんなぁ。
でも「中国語にしてくれ!」という勇気もなく、英語8、中国語2ぐらいな感じ。
時々日本語で独り言。
雨が少々強くなってきた。
傘を探す。
小さな店先に傘がぶら下がってた。
入って、「これちょうだい」。
でもよく見るとそこは女性の下着屋さん?
店員さん男やったからよかったけどな。
ん?なんで女性用下着屋の店員が男やねん???
この店員さん、おれが首にぶら下げてるカメラが気になったらしい。
「SONY・・有名ですね」みたいなつぶやき、おれは聞き逃さない。
そこから二人の会話が盛り上がる。
店員さん、写真撮るのが趣味らしい。
CANONの一眼レフを見せてくれた。
かなりええやつみたい。
彼が撮った写真も見せてくれた。
おれのも見せてあげようかと思ったけど・・・
今カメラに入ってるのは、ほぼパンダだけ。
成都の人にパンダの写真見せても自慢にならんし。
やめといた。
楽しいひと時を終え、また散策開始。
天府広場?にたどりついた。
一通り写真を撮ってカフェで一服。
もう一回白黒天使に会いたいねん!
広場へ出てタクシーを拾う。
女性運転手。
パンダ基地OK?
うなずくだけ。
無愛想な運転手やな、と思たけど。
最初は渋滞にイライラして運転手ボヤいてる。
でも途中から突然話し出した。
運「成都ではどこに遊びに行った?」
おれ「まだどこへも」
今まさにパンダ基地へ向かってるのに、一昨日行きましたとも言えず。
運「ここは有名な観光名所。」
運「三国志の時代には・・・」
運「国慶節になると成都は・・・」
運転手さんよ、おれ頷いてるけど半分もわかってへんから。
わかってへんけど、聞き上手?
2回目ともなると慣れたもんや。
普通の動物園と違って、白黒の天使しかおらんねんけど、何回も来たいわ。
あとの写真整理が怖くなるほどいっぱい写真撮った。
きっとこいつはたれパンダ。
基地を出るとおっちゃんが声をかけてきた。
いわゆる白タク?
料金は普通のタクシーと一緒ぐらいやったから乗ってあげた。
多少乗り心地ええしな。
この運転手、クラシック音楽を流したあとは全然しゃべらへんねん。
おれを眠らせるつもりやな。
その手には・・・5分ほど寝てしもたぞ。
でも無事到着。
また街を散歩。
携帯電話のチャージがきれた。
ある店に入った。
一人のおばちゃんが何か食いながら応対。
売ってくれたんはええけど、チャージの操作してくれへんねん。
たいていの店はしてくれるのに。
初めて自分でチャージに挑戦。
やったらできるもんやな。
自信ついたわ。
おばちゃんの愛のムチのおかげやな。
晩飯。
四川料理っぽい店へ。
腹いっぱいになった。
明日はいよいよ帰国。
<最終目:さよなら成都>
7時起床。
中国の?ファストフード店で朝飯。
チェックアウト。
フロントでバスはないかと聞く。
タクシーで15分ほど行ったところにバス乗り場があるそうな。
15分も走るんやったらそのまま空港までタクシーで行ってもええねんけど、あえてバス。
成都空港到着。
来る時は上海で一旦荷物を受け取ったが、帰りは直接大阪まで運んでくれるらしい。
その違いはなんやろな。
成都空港はかなりでかい。
中国国際航空の機内紙によると、北京は別格として、上海空港並みかそれ以上に路線があるみたい。
チベット自治区行きの保安検査が別になってるとこに、微妙な空気を感じたな。
2時間50分のフライト。
やっぱ長いな。
こんなんじゃヨーロッパとかアメリカ行かれへんわ。
上海到着。
ほんまにおれの荷物が大阪行きの便に積み変えられてるか不安。。
なるようになるわ、と浦東空港を楽しむ。
いよいよ大阪行きへ搭乗。
少しの遅れもなく、まっすぐに大阪へ向かってる。
そんな慌てんでええのに。
20:35関空到着。
いつもの中華料理屋の閉店時間が迫る。
急いでバスへ。
店長さん、おれの帰りを待っててくれた?
お土産を渡して、土産話をして。
ビールとチャーハンおごってくれた。
あとは大和路線で現実の世界へ。

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