バスの運転手を目指して<実技研修スタート>

バス運転手イラスト 第二種大型自動車免許

3日間の座学を終えて、いよいよバスに乗っての研修です。

スポンサーリンク

1日目、場内での練習(点検、直角路)

バスに乗っての研修ですが、いきなり一般道を走ることはありません。
まず場内基礎を学んでいきます。

乗務前の点検を行います。
エンジンオイルや冷却水の量、ファンベルトの張り具合や損傷有無、各種ランプ類の確認、ドア開閉、タイヤ空気圧、ナットに緩みがないか、整理券の発行機などなど、大小合わせて100項目ほどの点検項目があります。

スイッチ類の基本操作の説明を受けたあとは、実際にバスを動かしてみます。
これがまた難しいです。

車の基本操作といえば、ブレーキ、クラッチ、アクセル、ハンドル操作です。
どれをとっても自家用乗用車とは感覚が違います。
普段オートマチック車に乗っている私にはとにかくクラッチ操作が難しいです。

実際に路線バスに乗務するようになれば、クラッチ操作一つで車内転倒事故を起こしてしまいます。
何度も何度も発進、停止を繰り返します。

続いて狭いコースで直角に曲がる練習をしました。
時速1km?ほどの超低速で進みながら直角コースを曲がるので、ここでもクラッチ操作の連続です。
加えてハンドルを切るタイミングが少しずれれば脱輪接触を起こしてしまいます。

とにかく私はクラッチが目の前の課題ですので、早く慣れたいと思います。

本日の運転距離:1km未満

2日目、場内での研修(狭角路、クラッチ操作)

この日は施設内でクラッチ操作と狭角路の練習をしました。

狭角路はV字になっているコースを通過しなければなりません。
教習所で第二種大型免許を取るときにも同様の練習をしましたが、教習所は大型バス(長さ11mほど?)であったのに対し、研修では小型バスを使用します。

大型バスを使った教習所の狭角路のほうが難しいのではと思っていましたが、研修の狭角路の設定はコース幅に余裕を持たせていないので、教習所より難しいです。
苦手なクラッチ操作にも最新の注意が必要で、強くつなげてしまうとすぐに脱輪してしまいます。

決められた時間内に通過することもできませんでした。

直線コースでのクラッチ操作の練習もしました。
ダブルクラッチをするように指導されますが、私は全くできません。
実際の路線バスでは、クラッチ操作が下手だと車内転倒事故が起きてしまいます。
最新の注意を払いますが、何度も大きな衝動が起きてしまいます。

今日もクタクタになる1日でした。
明日は路上での研修が行われるということです。
とにかく安全第一で、事故を起こさないようにしたいと思います。

本日の運転距離:1km未満

3日目、街路(連続カーブ、坂道発進)

今日は街路に出ます。

まずは研修生の1人が運転して、山間部の交通量が少ない所へ行きました。

ダム湖の畔の駐車場を起点にしてダム湖を周回します。
1周ごとに研修生が交代します。

ダム湖畔の道路は比較的平らですので、シフトチェンジはそれほど頻繁に行わなくても問題ありません。
しかしカーブが連続しますので、左右カーブのどちらとも外側から入るよう教えられました。
これはいち早く対向車を発見するのと、車体の内側を詰まらせてしまわないためです。

ダム湖の周りは草木が多く、がボディに当たったり、雑草に隠れたガードレールやなどの障害物があるので注意が必要です。
走るのが遅すぎるとたまに遭遇する他の車に迷惑ですから、ある程度のスピードを出す必要があります。

そして昨日までに全くできなかったスムーズなクラッチ操作や、ダブルクラッチも苦労しました。

途中で坂道発進の練習もします。
サイドブレーキを使っても使わなくてもよいと言われたので、私はサイドブレーキを使わずに挑戦しました。
シフトアップやシフトダウンのクラッチ操作は下手くそなのに、坂道発進だけは割とスムーズにこなせました。

この日は初めての街路で、他の車に迷惑をかけながら走ったので、精神的に疲れました。
とにかくクラッチ操作をマスターして、ゆとりのある運転ができるようにしたいです。

本日の運転距離:約7km

4日目、街路(山間部のドライブ?)

この日は約50km離れた観光名所まで行くことになりました。
約1時間毎に研修生が交代して運転します。

コースは指導員が設定し、随時変更もされます。
1人目の研修生が市街地を走り、山の麓まで行きました。
私は2番手で、いきなり林道のような所を走ることになりました。

山道ですので勾配もきつく、所々バス1台がやっと通れるような道幅もありました。
落石注意の標識もあり、路肩が崩れていたり、岩の壁がせり出していたり、樹木の枝にも注意が必要です。
観光を楽しむ人や自転車にも出会いますので、細心の注意が必要です。

吉野山3人の研修生の運転で観光名所に着きました。
山の上の駐車場で弁当を食べました。
景色もよく、涼しく、ちょっとした観光気分です。

帰りも研修生が交代で運転します。
私はまた林道担当になってしまいました。
林道に入って50mほど進んだ所で前からトラックが来ました。
乗用車同士の対向も難しい所ですので、バスとトラックの対向はできません。

研修生2人がバスを降り、後方を誘導しながらバスをバックさせます。
バック方向は下りでしたので苦手なクラッチ操作もほとんど必要なく、なんとか広い場所まで戻ることができました。

他の2人の研修生は林道を運転したかったでしょうし、私は普通の道を運転したかったのですが、また別の日にそのような機会も訪れるでしょう。

本日の運転距離:約25km

休日の練習

4日間研修用バスを運転しました。

私の最大の課題はクラッチ操作、シフト操作です。
同じ班の他の研修生はクラッチ操作、シフト操作がスムーズで、すでに技量に差ができてしまってます。

そこで、せめてクラッチ操作、シフト操作だけでも彼らに追いつくために、レンタカーを借りて練習することにしました。

路線バスタイプのレンタカーはなく、マイクロバスのレンタルは値段が高いので、2tトラックを借りました。
車体の大きさはバスとは比べ物にならないほど小さいですが、クラッチ操作、シフト操作の練習にはなります。

研修4日目で走ったコース、約110kmを2周しました。
林道
まる1日(約10時間)で200km以上走ると、クラッチ操作も慣れてきて、シフト操作時の衝動も少なくなりました。

ダブルクラッチもなんとなくできるようになりました。

レンタカーの料金は2tの平ボディトラック10,800円でした。
それに燃料(軽油)が3,550円(31リットル)が必要でした。

休み明けの研修で指導員や他の研修生を驚かせることができればいいですね。

本日の運転距離(2tトラック):約220km

コメント

タイトルとURLをコピーしました