バスの運転手を目指して – 営業所での教習スタート

バス運転手イラスト 第二種大型自動車免許
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営業所配属1日目

営業所配属の初日は、各種手続きをして、関係者への挨拶、営業所長との面談などを行いました。

それが終わると、先輩社員と一緒にバスに乗りました。
はじめは先輩社員が運転しているのを見せてもらい、勉強しました。
続いてハンドルを握らせてもらい、片道2kmほどの臨時路線を走らせてもらいました。

研修所での厳しい研修を受けてきたので、バスを走らせることはそれほど難しくはありませんでした。
苦手だったクラッチ操作も今ではほとんど問題なくなりました。

ただお客さんを乗せて走る想定ですので、バス停発着の都度ボタンを押す必要があり、運転に集中するとそういったことを忘れてしまいます。

明日からもバスを走らせながら、路線やバス停を覚える教習を受けます。
早ければ1か月ほどで一人で運転できるようになるそうです。

路線教習2日目以降、路線を走りながらバス停を覚える

10ほどある系統を走って、ルートバス停を覚えました。

私が住んでいる所の近くにある路線でしたので、道はわかっています。
バス停の名前は普段意識していなかったので覚える必要がありますが、それでも土地勘がある分有利です。

他の教習生は他府県から来ている人も多く、道もよくわからない上にバス停を覚えなければいけませんので苦労しています。

研修と教習の違い

研修所での研修と、営業所での路線教習は学ぶ内容が違います。

研修所では、信号が青から黄色に変わった時、よほどのことがない限り停止しなさいと教えられます。
営業所での教習では、ダイヤの遅れが出ないようにする命題もありますので、信号が青から黄色に変わりそうになったら、場合によっては少し速度を上げて停止せずに済むようなタイミングを作りなさいと言われます。

発進時の安全確認も研修所と営業所では、教えることに微妙な違いがあります。
研修所で教えられる安全確認を確実に実行していると、発進時に遅れが出てしまいダイヤの維持が難しくなります。

基本を守るのは大切ですが、応用力も磨いていかなければいけません。
それでも安全を犠牲にはできないのが難しいところです。

路線教習終了

約3週間の路線教習を終えました。
この後はいよいよお客様を乗せて走ることになります。

最初は指導役の先輩が同乗します。
路線教習中は、お客様を乗せた想定で路線を走り、バス停ごとにボタンを押して車内アナウンスの案内や整理券番号の変更、ドアの開け閉めを練習しました。

ボタンを押し忘れると整理券の番号がおかしくなりますし、ICカードでは誤った運賃を精算してしまいます。
バス停では高齢者の方が楽に乗り降りできるよう、できるだけ歩道に近づけなければいけません。

各バス停での発車時刻も注意しなければなりません。
ほとんどの場合発車が遅れてしまうのですが、まれに時刻前に発車できることがあります。
時刻前の発車は「早発」と呼ばれ、絶対にしてはいけないとされています。
いろいろな操作をしていると、時刻まで気が回らないことがほとんです。

どれもこれもまだまだ未熟でミスが多い状態です。
ほんとにお客様を乗せて走れるのか不安でいっぱいです。

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