理科の実験などで作ったことがあるでしょうか、レモン電池。
レモン電池の中で起っている化学反応をまとめてみました。
化学反応のイメージをアニメーションでも表現しました。
レモン電池の材料
レモン
亜鉛板
銅板
その他…導線やLEDなど
レモン電池内の化学反応
レモンにはクエン酸(C6H8O7)が含まれていて、これが電解質の役割を果たします。
亜鉛(Zn)は電子を放出し、亜鉛イオン(陽イオン)になって電解質に溶け出します。
亜鉛から放出された電子は、陰極(マイナス)から陽極(プラス)に移動し、クエン酸の中の2つの水素(H)原子が電子を受け取って水素分子(H2)となって空気中に出ていきます。
亜鉛イオンはクエン酸と結びつき(イオン結合)、クエン酸亜鉛(C12H10O14Zn3)になります。
レモン電池放電のイメージ
まとめ
いかがでしたか?
レモン電池の放電のイメージをつかんでいただけましたか?
レモン電池の電圧は1つで1V弱です。
LEDを点灯させるにはレモン電池を直列に2個~3個接続する必要があります。
化学の専門知識がありませんので、厳密に言えば多少間違っているところがあるかもしれませんが、あくまでイメージですのでご容赦ください。
参考サイト
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