いつも中国ばかり旅行している私、今回は中華圏であるシンガポールへ行ってみることにしました。
見どころ満載で楽しい街をレポートしてみます。
中華圏とはいうものの、中国とは別の国です。
国が違えば文化も規則も違ってきます。
日本の常識、中国の常識を一旦置いていきましょう。
準備
シンガポール旅行の注意点
シンガポールはガム、アメの持ち込みが禁止されています。
タバコは1本から課税されますので、日本の空港の免税店で安く買ってもシンガポールで課税されます。
日本の空港の免税店は1カートン販売ですので、滞在期間中に吸い切れず持ち帰った場合、余計な税金を払ってしまうことになりますので、要注意です。
また、滞在期間中は税金を払ったことの証明書を携行する必要があるそうです。
(私の場合、どこで税金を払うのかわからないまま入国してしまいました。シンガポールさん、ごめんなさい。)
MRT(地下鉄)、バス内での飲食は禁止されています。
ホテルなどの屋内での喫煙も原則禁止されています。(カジノ内は分煙でした)
北緯1度の国ですので、1年中が夏です。
冬出発でも夏の服装を持っていきましょう。
旅行の行き先を決めたらまず飛行機とホテルの手配ですよね。
飛行機は、エアトリ、トラベルコ、skyticket、HISなどのサイトで予約できます。
ホテル予約はBooking.comや、エクスペディアを初めてとしてたくさんのサイトがあります。
私はいつもHISで飛行機の予約を取り、booking.comでホテルの予約を取ります。
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飛行機
関西空港からシンガポールのチャンギ空港への直行便は、6時間あまりのフライトです。
関西空港から直行便が飛んでいるのは、シンガポール航空、Scoot、Jet Starの3社です。(2019年2月現在)
Scoot、Jet StarはLCCですね。
私はANAのマイラーですので、今回はANAマイルの特典航空券を使ってANA便で行くことにしました。
同じアライアンス(スターアライアンス)のシンガポール航空にしようと思ったのですが、シンガポール航空は特典航空券で予約することができません。
ANA便だと関西空港からの直行便がなく羽田経由になります。
世界トップクラスの顧客満足度を誇るシンガポール航空に乗ってみたかったのですが、残念です。
ホテル
次はホテルです。
初めて行くところでホテルを探すのは難しいですよね。
私は立地が最優先です。
いろいろな観光地へのアクセスが便利なところに泊まりたいです。
シンガポールは東京23区ほどの面積だということですので、どこに泊まっても大きな不便はなさそうですが、それでもやはり中心部に泊まりると便利ですね。
観光情報には必ず登場するマリーナ・ベイサンズ周辺を探します。(値段が高くてとてもマリーナ・ベイサンズには泊まれません)
楽天トラベルのシンガポール情報に地図がありました。
この地図とbooking.comの地図、Googleマップ、Googleアースなどを見比べながらホテルを決めます。
シンガポールは人口密度が高いせいか、ホテルは全般的に金額が高いです。
安いホテルはカプセルかドミトリータイプが多いです。
今回はホテル81チャイナタウンというホテルに決めました。
口コミ評価は7.1、1泊約9千円です。
MRTダウンタウン線のチャイナタウン駅のすぐ近くと立地がよいので、まずまずではないでしょうか。
ただ行ってみると部屋が狭く、スーツケースを床の上に開くと入り口のドアと浴室のドアを十分に開くことができませんでした。
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パッキング
チェックリストに従ってキャリーバッグに荷物を詰めます。
私は心配性なので、ついつい荷物が多くなってしまいます。
今回も「余計かな」と思いつつ、現地での移動に便利かもとキックスケーターを入れてしまいました。
重量は約18kgになってしまいました。
いつもはAmazonで現地用の携帯電話SIMカードを買うのですが、今回は買うのをわすれてしまいました。
空港でモバイルwifiを借りる手もありますが、現地調達にチャレンジしましょう。
シンガポールへ向けて移動
1日めは夜9:30の便で関空から羽田へ行きます。
約1時間半の乗り継ぎで、日が変わって0:30に羽田を飛び立ちます。
羽田経由ですので、関西空港では国内線カウンターでチェックインします。
国際線への乗り継ぎ便ということで、荷物は関西空港からシンガポールまで運んでくれるとのことでした。
羽田で荷物をピックアップしなくていいのは楽ですね。
大きな荷物を手放せたので、関空展望ホールSkyViewで少し時間をつぶすことにしました。
バスターミナル1番乗り場から展望ホールへの無料バスが出ています。
乗車時間は6分間。
すごい一眼レフを携えたマニアたちに混じり、控えめに写真を取ります。
いつもの海外旅行と違い2階の国内線からの出発でしたので、両替するのを忘れてしまいました。
たぶん羽田でも両替できるので、このまま搭乗することにします。
約1時間のフライトで羽田に着きました。
乗り継ぎ専用のバスで国際線ターミナルへ行きます。
ANAの国際線は(多分JALもあると思います)機内でwifiを使えます。
有料ですけどね。
チャンギ空港
約7時間でシンガポール・チャンギ空港第2ターミナルに着きました。
ホテルのチェックインは14時からですので、チャンギ空港内を見物をします。
チャンギ空港は出国客と到着客の区別をしていませんので、到着後ホテルのチェックインまでに時間があるような場合は、ショッピングや無料映画を楽しみながら時間をつぶすこともできます。(関税の扱いには要注意)
市内へ
空港から市内へはMRT、バス、タクシーで行くことができます。
MRTとバス共通の旅行者用交通カード(Singapore Tourist Pass)がありましたので、購入することにしました。
改札の近くに自動販売機があり、日本語表示もできます。
3日パスで30シンガポールドル(SGD)で、デポジット10SGDを含んでいます。
デポジット10SGDは帰りに返金してもらえます。
ホテルはチャイナタウン駅の近くにあります。
まずはEast West線でExpo駅まで1駅を乗り、Downtown線に乗り換えます。
マーライオン
チェックインを済ませ、「シンガポールといえばマーライオン」ということでまずマーライオンを見に行くことにしました。
チャイナタウン付近から路線バスで10分ほど乗り、さらに10分弱歩くとマーライオン公園に着きます。
残念ながら、この日(2019/2/25)から工事が始まったとのことで、マーライオンの口から水は出ていませんでした。
世界三大がっかりなどと言われるマーライオン、私の場合は工事中でがっかりでしたが、まわりの景色がきれいなこともあり水が出ていれば全然がっかりしないと思います。
工事期間は数ヶ月ということです。
大きなマーライオンの後ろで小さなマーライオンが水を出していましたので、観光客はみんなここで写真を撮っていました。
北半球では冬とはいうものの、気温は30度前後。
アイスクリームがほしくなります。
マーライオン付近からはマリーナベイサンズやシンガポール・フライヤー(観覧車)を見渡せます。
マリーナベイサンズ
旅行会社のパンフレットにマーライオンと並んで載っているのが、ホテル、マリーナベイサンズですよね。
3棟のビルの屋上に宿泊客だけが入れるプールが乗っかっています。
宿泊客以外はプールに入ることができませんが、サンズ・スカイパーク展望台へは有料で誰でも入ることができます。(23SGD)
展望台のオープンデッキからはプールの様子を見ることができますよ。
私が行ったのは平日の昼間でしたので、専用エレベータも混んでいませんでした。
夜は待ち時間が出ることもあるそうです。
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カジノ
マリーナ・ベイ・サンズのカジノも有名ですよね。
位置は3棟の高層ホテルから道路を隔てた反対側のショッピングモールの地下にあります。
ホテルからエスカレーターで地下に下りて、カジノへ行くことができます。
MRTダウンタウン線のベイフロント駅とも地下で直結しています。
中は大きく分けてルーレットとカードゲーム、スロットマシンが置かれています。
また喫煙フロアと禁煙フロアが分けられています。
(吹き抜けになっているので、禁煙エリアにも匂いは入りますが。)
入場にはパスポートが必要です。
スーツケースやリュックなど大きな荷物は、入口前のクロークに預けなければいけません。
小さなハンドバッグ、ポーチなどは持って入ることができます。
入り口でパスポートのチェックがあります。
また出るときにもパスポートを提示する必要があります。
興奮して写真を撮りたくなりますが、場内は撮影禁止です。
スロットマシンでは、日本円にして数十万円、数百万円、1千万円超えの高額が表示されていて、夢が膨らみます。
ただカジノですので、基本的に客が負けるようになっています。
「稼ごう」などと思わずに、時間と金額を決めて「遊ぶ」という気持ちで臨むことが大切ですね。
運良く勝ったときや余ったチップなどは、フロアの一角で換金することができます。
また、手数料が数%かかりますが、クレジットカードでチップを買うこともできます。
各種優待のついた会員カードを作ることができますが、日本の住所や電話番号、メールアドレスを登録する必要があります。
ほんとの住所や電話番号でなくても登録できそうですが、パスポートのコピーをとられますので、個人情報を提供するのに抵抗がある人はやめたほうがいいでしょう。
フロア内にはレストランがあります。
価格は控えめで、1000円前後で普通の食事をすることができます。
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
ここも旅行パンフレットやガイドブックに必ず紹介されているところです。
独特の高い木のオブジェ(スーパーツリー)があるエリアを含め、大部分が無料で入れます。
一角にあるフラワードーム(植物園)は入場料が必要です。
スーパーツリーの上にある遊歩道は有料です。
シンガポール・フライヤー
マリーナ・ベイ・サンズやガーデンズ・バイ・ザ・ベイから橋を渡った対岸にシンガポール・フライヤー(観覧車)があります。
マリーナ・ベイ・サンズから歩いて15分ほどで行くことができます。
天気が良ければ、昼も夜もベイエリアのきれいな景色を見ることができます。
セントーサ島
リゾート施設が集まった小さな島(東西約4.5km、南北約1.8km)です。
ユニバーサル・スタジオ・シンガポール(USS)もここにあります。
当たり前ですがUSJ(大阪)の年間パスは使えませんので、私は中に入りませんでした。
セントーサ島にはビーチ、ホテル、ゴルフ場、ウェーブハウス(波乗り)、バンジージャンプ、リュージュ、レンタサイクル、レンタセグウェイなどなどがあり、まる1日楽しめます。
セントーサ島へ渡るには、MRTのハーバーフロント駅付近から、徒歩、ロープウェイ、セントーサーエクスプレス(モノレール?)で行くことができます。
景色がいいので、ロープウェイがおすすめです。
新加坡佛牙寺龍華院
新加坡佛牙寺龍華院は仏教寺院で、チャイナタウンの一角にあります。
寺院へ向かう通りには中国系の商店が立ち並び、ここでお土産を買う人も多いようです。
スリ マリアマン寺院
多国籍のシンガポール、ヒンドゥー教のスリマリアマン寺院も見どころの一つです。
お寺内は土足禁止ですので、入り口で靴を脱がなければいけません。
オーチャードロード
デパートや有名ブランド店、レストランが立ち並ぶ通りです。
買い物をせずに散歩するだけでも楽しいですね。
シンガポール・ボタニック・ガーデン(植物園)
シンガポールにある世界遺産です。
たくさんの種類の木々が生い茂る大きな公園です。
オオトカゲ?、リス?、ニワトリ?などの小動物に出会うことも。
公園の中ほどの少し南側に欄庭園があって、種々の欄が咲いていました。
ここは有料です。
MRTの駅は公園の最北にありますので、欄庭園までは公園内を歩いて20分ほどかかります。
ウッドランズチェックポイント(イミグレーション)
シンガポールとマレーシアは幅1km~2kmほどの海峡(川?)を挟んで接しています。
ウッドランズチェックポイントは、シンガポール側のイミグレーションで、ここで出国手続きをしてバスに乗って海峡を渡り、マレーシア側で入国手続きをすればそこはもうマレーシア。
両国とも手荷物検査はありませんでした。(スーツケースなど大きな荷物は検査が必要だと思います)
国境を渡るバスに乗るときは、シンガポール通貨用とマレーシア通貨用が分かれていますので、注意が必要です。
マレーシア側に入るとシンガポールとは雰囲気が違います。
シンガポールドルは使えず、クレジットカードを使えるところも少ないです。
必要であればシンガポールドルをマレーシア通貨のリンギットに変える必要があります。
私の場合、ちょっと興味本位で渡ってみただけでしたので、両替はしませんでした。
スターバックでクレジットカードが使えたので、少し休憩をして1時間半ほど周辺を散歩しました。
ウッドランドチェックポイントへは、MRTのNorthSouth線でMarsiling駅へ行き、そこから1.6km歩くか路線バスで行くことができます。
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交通
道路
シンガポールでは、日本と同じように車は左側を走ります。
信号のある交差点では、歩行者用のボタンを押します。
ボタンを押さないと、同じ方向の車の信号が青でも歩行者用信号が青にならないことが多いです。
日本よりスピードを出している車が多いようですので、道路横断などは注意が必要です。
シンガポールでは自家用車の税金が高額ですので所有者も少なめで、公共の乗り物が充実していて渋滞は少ないです。
MRT
シンガポールはMRTが6本(2019年2月現在)走っていて便利です。
郊外の住宅地には、LRTという東京のゆりかもめ、大阪のニュートラムのような路線もあります。(観光で使うことはないと思います。)
MRT、LRT、バス共通の交通カードもあります。
バス
シンガポールではバス路線も充実しています。
運賃は1~2シンガポールドル程度ですので、日本より少し安いですね。
バス停では目的の番号のバスが近づいたら手を上げて乗車の意思を示します。
さもないとバスは通過してしまいます。
また降りるときにボタンで合図するのは日本と同じです。
GoogleマップやiPhoneのマップで目的地までのバス路線を調べることができますので、個人旅行にはとても便利です。
タクシー
カジノで夜遅くまで遊んでしまった場合は、タクシーに乗ることもあります。
もちろん昼間もたくさん走っていますので、急ぐときには便利です。
料金は日本の3分の2程度でしょうか。
全般的にスピードを出す傾向にありますので、シートベルトを締めたほうがいいでしょう。
言葉
シンガポールには4つの公用語があるそうです。
英語、中国語、マレー語(マレーシア、インドネシア系)、タミル語(インド系)です。
私が旅行して感じたのは、英語は大体どこでも通じるようです。
中華系民族が人口の70%以上を占めているとのことで中国語が通じるところが多いですが、ときどき通じないこともあります。
宿泊したホテルでは、フロントのある人は英語と中国語の両方が話せ、もうひとりの人は英語は問題ありませんが中国語はカタコトでした。
部屋をメンテナンスする従業員は、英語でも中国語でもない言葉、つまりマレー語かタミル語しかわからないようでした。
電気
シンガポールの電圧は230Vが一般的だということです。
パソコン、スマートフォンの電源はほとんが240vまで対応していますので(必ず対応電圧を確認してください)、変圧器は必要ありませんが、ほとんどの場合コンセントの変換プラグが必要です。
ドライヤーなどは日本の100V専用のものを使うと火災などの事故につながりますので、変圧器を用意する必要があります。
ドライヤーが使えるほどの大容量変圧器は高価で重いので、旅行には海外用ドライヤーを買うほうがいいと思います。
海外用ドライヤーを使う場合でも、電圧設定には注意してください。
マップ
まとめ
いかがでしたか?
シンガポールは観光スポットがたくさんある楽しい街です。
東京23区と同じぐらいの広さの国土に、とても多くの観光資源があります。
とりわけマーライオン公園やマリーナ・ベイ・サンズを中心としたベイエリア、チャイナタウン、オーチャードロード、などは中心部に集まっていますので、効率よく観光できます。
中心部から少し離れたところにあるセントーサ島は、ユニバーサルスタジオのほかホテル、ビーチ、ゴルフ場などがひしめくリゾート地になっていますので、ホテルに滞在して楽しむこともできます。
親切な人も多く、ホテルの人、駅の人、道行く人も笑顔で接してくれることが多かったです。
みなさんもぜひ楽しい街シンガポールへ行ってみてくださいね。
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