【初心者ノート】FXで稼ぐための道のり(No.6) -証拠金、レバレッジ、ロスカットがちょっとややこしい-

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これまでにFXとは証拠金というお金を預けてFX会社のお金で外貨取引をするということを学びました。

教科書を読み進めるうちに証拠金レバレッジロスカットなどの扱いについて、なんだかややこしくなってきましので整理したいと思います。

私が調べた範囲では、FX会社によって証拠金の説明の仕方が少し異なっていましたので、教科書と照らし合わせながら多分こうだろうということで整理しましたので、間違っているかもしれません。

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証拠金に関する用語

証拠金

FX取引をするためにはまずFX会社に口座を開いて証拠金を入金します。
この口座に入っているお金を単に証拠金と呼ぶことが多いようです。
ここでも単に証拠金という場合は口座の残高とします。

必要証拠金

ドル/円(USD/JPY)で1,000ドルの取引を始めようと為替レートを見ると1ドル140円になっています。
例えば楽天証券(MT4)の場合、レバレッジ(あとで説明)が25倍ですのでポジションを建てるのに必要となる必要証拠金は、
140円 × 1,000ドル ÷ 25(レバレッジ) = 5,600円
です。

有効証拠金

証拠金(口座残高)に対し、持っているポジションの評価(含み)損益加算(または減算)したものです。

ポジンションを持っていない場合は 有効証拠金=証拠金(口座の残高) ですね。

ポジションを持っている間は為替レートが時々刻々と変化しますので、ポジションの評価損益も変化します。
したがって有効証拠金の額も時々刻々と変化することになります。

証拠金維持率とロスカット

証拠金維持率は、必要証拠金に対する有効証拠金の割合です。

FX会社はギャンブルをしているわけではありません。
自社が持っている通貨を顧客に貸して取引をしてもらい、手数料に相当するスプレッドやスワップの一部などで利益を得ます。

大金を運用するわけですからギャンブル指向の顧客がどんどん損失を膨らませるとFX会社も損をすることになります。
そのためFX会社は顧客から証拠金という担保を預かるわけですが、損失が大きすぎると担保の証拠金を没収しても足りなくなります。

そこで損失が証拠金の金額に収まるように証拠金維持率を管理し、損失額がある危険水準に達するとそれ以上損失が増えないようFX会社が強制的にそのポジションを決済することになっています。

ある危険水準で強制決済することをロスカットといいます。

文章で書くとこんがらがるので図で整理しましょう。

fx証拠金維持率とロスカットの説明図

この図は証拠金維持率50%でロスカットされるFX会社の口座に証拠金を入れ、その全額を必要証拠金としてUSD/JPYの買いポジションを建てて取引をした想定です。
ポジションを建ててから予想に反してレートが逆方向に動いたことから証拠金維持率が50%を下回りロスカット(強制決済)されました。

実際に数字を入れて確認できるよう、Excel表を作ってみました。

fx証拠金維持率とロスカットの説明

レバレッジ

レバレッジは少ない額の証拠金で大きな取引ができるしくみです。

例えば証拠金140万円持っていて、USD/JPYのレートが1ドル140だとします。
レバレッジ1倍だとそのまま1万ドルの取引ができます。
140(円)×10,000(ドル) = 1,400,000(円) の証拠金

同じ条件でレバレッジが25倍だと証拠金は1倍のときの25分の1になります。
140(円)×10,000(ドル) ÷ 25= 56,000(円) の証拠金

25万ドルの取引だと、
140(円)×250,000(ドル) ÷ 25= 1,400,000(円) の証拠金
ということになります。

証拠金維持率のところにつけたExcel表では、レバレッジが1倍のときと25倍のときの証拠金の額や、レートが変動したときの有効証拠金の変化を確認できるようにしてみました。

興味があれば参考にしてください。

まとめ

あまり頭のよくない私には難しい内容でしたが、教科書を何度も読み、FX会社のサイトの情報を確認しながら図に書いてみるとなんとか理解できました。

証拠金維持率をしっかり理解しておかないと思わぬ損失を被ることになります。
FX会社によってロスカットのための証拠金維持率の基準が異なりますので十分確認してください。

参考書籍・サイト

楽天証券 ロスカット
外為どっとコム ロスカットルールと注意点

内部リンク

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